日曜は銀座に行ってきました。
前からブログにも書いている1杯1万円のコーヒーへ飲みに行きました。
メンバーは自営業でアパレルの企画やっている友人29歳と、
前職の同僚のSE職の43歳と私の3名です。
2人のコントラストがデカすぎたし、
色々気づきがあったので書いていきます。
会社の枠の概念にいる人間と、
会社の上層にいて会社を回す人間の違いです。
僕も副業を始めてる程度であまり偉そうなことも言えませんが、
ちょうど中間にいる人間として色々気づきがありました。
29歳のアパレル業の友人は、
親の家業を継ぐ形ではありますが自営業を営み、
さまざまな取引先を通じて収入を得ています。
ECでの自社ブランドも考えており活動の幅を広げています。
いわゆる上流の業務を行い、 時間にも余裕がありいかに人に振るかというマインドで仕事をしています。
アパレル業ということや、
仕事上人と会うことも多いため高級ブランドを上から下まで揃えています。
一方43歳SEの彼は、
転職先で医療系の職場でのSE職をやっていましたが、
上司の不安定な精神状態に振り回され会社を再び転職することを余儀なくされました。
SE職の彼とは同僚である時からそうですが、
あまりストレスには耐性がないせいか、お酒に走る傾向にありました。
彼は会社で何か実現できないことやストレスを理由に、お酒に逃げていました。
普段仕事の不満や自分の限界に対して、
現実逃避をするあまり酒の量を増やしています。
2日でウィスキーの700ml瓶を1本空けるレベルです。
日に日にお酒を飲む量が増え
それで結局借金を作り、
何年か返済を続け残りの借金は数百万ほどあるようです。
ここで私が言いたいのは、
彼は勤め先の企業でのサイクルにうまくはまっていることと、
悩みの原因を会社に作っていることです。
お酒に逃げる理由って、
「会社で働かなければならない」というジレンマでその環境にいながらも
無意識にそのストレスから解放されたいがためにお酒を増やしているんだと思います。
なにか会社で実現させたいのであれば、
極端な話時間外でも何か自己研鑽に努めるべきだと思うんです。
でもそうじゃなくてお酒を飲んで終わる。
結局会社のためにお酒を飲んで、
翌日また会社へ行き社内で疲弊して夜は晩酌。
このサイクルに入ってますよね。
僕も会社勤めなので気持ちはわかります。
書籍「資本論」をよく読むとわかりますが、
経営側はうまく従業員を回していくために昼は工場で雇いつつも
夜や休日は周辺の自社のスーパーや娯楽施設でお金を使わせる。
ここまで極端ではないですが、
毎日酒を飲むという行為が、結局彼も会社のために時間とお金を使っていることにつながっているのです。
会社のためにストレス解消のために、酒を飲む。
会社のためにちょっと高いレストランへ行く。
会社のために通勤用のスーツを買う。
個人と思っている行為そのものがそれは会社のためだという認識が薄かったりします。
どこかでお金と時間を会社のサイクルから外すような自己投資に回す活動が必要です。
僕も今は会社員ですが、
会社に勤めていて仕事や何かに悩んでいる人は、
一歩俯瞰してみて、自分が会社という鳥籠の中で飼われているという自覚はしておいた方が良いです。
そして自分の城を作って逃げ場というものを用意する必要があります。
もちろん副収入的なメリットを目指すことも可能ですが、
それよりも大事なのは自己実現させることかと思います。
ブログを始めるでも良いですし、
SNSでも絵を描くでもなんでも良いと思います。
とにかく何か自分が没頭できるものを作るべきです。
思考の領域に会社以外の領域を作るべきです。
一つの小さな作業や、事象に囚われているうちは、
抽象度が低く具体性が高い状態です。
会社でテルハラと言う、先輩が電話対応を強要するみたいなことがあります。
こういうことって人からしたら嫌なものと捉える人がいると思います。
私もそれは同意でしかありません。
ただし自分の思考の中に、
小さいことを追っかけるばかりではなく、 広義なこと、例えば会社の仕組みやビジネスモデル、
さらにはその企業がどう見られているかなど考えることは多くあります。
小さいことにいちいち気に回していると意識が
森よりも木を、 木よりも枝を...というサイクルに陥りより会社の枠組みにはまる思考になります。
なので一度会社という枠に自分がいるという事実と、
どういうシステムであるかという認識ということを理解し行動することが肝要だということです。
SEの彼は話をした結果、色々気づきがあったようなので、 少しでも変わってくれるよう願っています。
これを読んでいる方も少しでも思考を広げてもらえると違う世界が見えてきますよ。