こんにちは、スープです。
今日は僕が会社で働いていた時の
話についてしたいと思います。
いわゆるIT企業で、
ネットの集客や販売によって経営していた会社です。
東京都の港区にあって 30人くらいのベンチャー企業でした。
これだけ聞くと、
意識の高そうな会社みたいな風に考えるかもしれません。
華々しいイメージとも
受け取れるかもしれません。
僕も最初はネットのサービス企業で、
あこがれもあって入社したというのもあります。
でも実際入社してみると
すべてがクソ過ぎて嫌になってしまいました。
東京都 思わず目を疑う港区ITベンチャーの仕事
社会人としては7年目くらいの時に
この会社に入社しました。
社会人1年目とかだと、
目の前のやることに必死になってやれるんですけど、
ある程度仕事のこと覚えてきて、
もう5年以上たつと仕事って
「誰かの役に立ちたい」ってどこか思うようになるんですよ。
誰かの役に立っている
実感みたいなものが欲しいというか。
でやっている仕事は、
金融系のサービスなんですが、
心がないというか
とにかく成約数が取れれば良いみたいな感覚なんですよね。
販売するサイトなんかも
めちゃくちゃですよね。
とにかく目立つように赤字にしてみたりとか、
文字のサイズを大きくするとか。
とにかく申し込みしてもらうようにするだけで、
そこにお客さんがどういった感情で閲覧して申し込みしてもらうみたいな 本質的な考えしてないんですよね。
とはいえ、
会社を存続させるためには
大事な活動と言わざる言えない部分もあります。
経営を成り立たす為には、
大事な業務の一つです。
入社して分かったんですが、
金融系サービスを扱ってるんですけど、
ただただ安さの戦いで、
安いほうが勝つという世界になってます。
そこに人を幸せにさせたいとか
そういった感情は皆無なんですよね。
保険のサービスなんかも良い例です。
あんなんネット申し込みのタイプのほうが断然安いですし、
手軽だったりします。
ですけど、何とかして代理店の営業に送って
中間手数料をもらってます。
代理店の営業なんて、
高い手数料と無駄なコミュニケーションで成り立ってます。
そもそも保険なんて
逆張りのギャンブルなんで、
そういった意味であんまり必要なものじゃないと思ってます。
そんなのを見てクソだなと思いつつ、
会社から給料をもらっている以上、
文句も言えずに、ただひたすら淡々と仕事してました。
正直こんな会社になっていたのも、
社長のトップダウン経営みたいなところもありました。
ほとんどの社員は社長と会わなくて、
大体の社員が提案に折れるとか忖度してサービスが成り立ってました。
本来あるべき最適な提案も、
社長がぶった切ってくるので仕事のスピードも遅くなります。
社員のメンタルも落ちてきます。
経営会議なんかはひどかったですね。
社長の恫喝が当たり前ですね。
こんな会議やる意味あるのかと。
ただ社員が詰められるだけの会議。
処刑場の順番待ちみたいな状態です。
誰かのために仕事をするのは正解だった
感情の伴わないサービス提供と、
企画センスのない社長のトップダウン経営。
こんな会社に僕は心を殺され続けてきました。
2度も3度もやられてます。
こんな目になりたくないという思いと、
もっと人の役に立つ仕事をしたいという思いがあって
会社を辞め独立して仕事をしてます。
実際に人のために動いてみると
やっぱりやりがいを感じるし、
自分の考えは間違ってなかったなと思ってます。
自分のできることを提供することで、
相手に感謝されるという形ですね。
辞めた会社はというと、
今は他のグループ会社に買収され
その傘下となって営業しています。
今や社員の人数も6分の1になり5人とかです。
みんな社長に愛想をつかして、
辞めていきました。
辞めた人は起業したり、
独立したりという人もいたので
優秀な人も多かったです。
つくづく会社は見る目がないなぁと思いつつ、
反面教師じゃないですけど、
自分の身の回りの人間くらいは幸せにしていきたいな
なんて思ってます。
独立してまだ日が浅いですけど、
自分の思うままに行動していると、
不思議と一緒に活動してくれる人が増えてきます。
ワードプレスというブログシステムの公式運営イベントなんかも、
参加し自ら主催し始めているんですけど、
提供側に回るということで、
見える世界が変わりますし
何より人の役に立てている喜びみたいなものも感じられます。
今のところ
人のためにできない企業にずっといるよりも、
人のためにできるように何か自分で歩き出すのも手かなと思ってます。